2015-02-06

#89_00


また少しあいてしまいました…

改めてスタジオパフォーマンスについて書こうと思います。

その前に自分のこれまでのことも踏まえて…



「スタジオパフォーマンス」って特別なものでも、
私が生み出したものでもありません。
何年も前から存在しているダンス文化の一つで、長崎には未入荷だった
だけのものです。
こんなに情報が溢れている時代でも、舞台文化が浸透できる都市にしか
存在できないものだからなのかもしれません。


ダンスをする人の流れとして
①家で自分で踊る
②ダンス教室へ通う
があります。

②の選択肢を選ぶ人が多くなって来た最近ですね。

そして②を選んだ人の中でも
①習い事感覚
②好きなもの
③勝負ごと(一番とか順位をとるもの)
④一生かけてするもの
⑤仕事にするもの
という様に細分化されると感じます。
①〜④は地方でも可能ですが、⑤は大抵の場合都市へ行きます。
⑤だと感じる人は地方では絶対に満足できないんです。

そして都市で成功するもの、夢破れるもの、次の道へ進むもの
そこからもまた分かれていきます。

高校生の私は⑤でした。いえ、②〜⑤をまとめた感じでしょうか。
①はありませんでした。笑


そして東京へ行きました。
すんごい人、世界を見ました。
そこで自分と色んなものを比べ、常に自分自身を見つめる作業をしていました。
「何をしたいのか?」
「自分って通用するのか?」
「どこまでの世界にいきたいのか?」
時に分からなくなり、悩む事もしばしば
打ち拉がれることは毎日
でも自分の心の趣くままに努力をしていると、自ずと見えてくるものがありました。


どの世界にもスターっているんです。
でも本当にこの世にひとつまみです。
華を持っていて、努力をそこまでしなくてもある程度のものを
もっている人。
そういう人は本当に稀。
そして努力の天才もいます。
万人ができない努力を平気でこなす人達です。

どっちも見ました。

そしてそこまで行かなくても一般以上の才能の人ももっとたくさん見ました。
みんな尋常じゃなく素晴らしい人達です。
でもスターじゃないから、どんなにすばらしくても芽が出ない人もたくさん。


運、これは最低条件かもしれません。


私は本当に恵まれていました。
素晴らしいチャンス、経験を頂きました。
でもスターじゃないし、努力の天才でもありません。
そこでまた考える時が来るんです。いつまでも幸運のチャンスは
続かないから。それも知ってないといけないですね…




創る能力
これも一種のギフト。

幼い頃からなんでも自分で創るのが好きでした。
絵は得意ではありませんでした。
両親ともに絵が得意でしたが…
配線が好きでした。
写真や映像が好きでした。
自分の世界を創ることが好きでした。

好きだと思うものには人が引こうが、没頭しました。
ご飯も排泄も睡眠も忘れるほどに。
それは今も変わっていません。笑


自分のやって来たこと、自分の能力、自分の人生
いっぺんにそれらを見たんです。
あとはタイミング。
自然にキャストより、創ってる人が格好いいという感覚が自分には存在していて
それにも気付きました。
そして丁度その時に創る側のお仕事のお誘いがありました。
結果そのお仕事は他のお仕事の都合でできませんでしたが、
今思うとそれが答えだったと思います。
そして自分の心が趣く土地もありました。


諦めて帰って来たわけではありません。
でも未練がなかった、とは即答えることは今もできません。
とってもピカピカして素晴らしい世界だってことは知っているから。
でも結果全く後悔していません。


東京で踊ってるのはすごく楽しかった。
素敵なダンサーもたくさんいて、本当にみんな素敵だった。
肉体の動きで泣いた経験も初めて。
ダンスは大好きです、当たり前に。
一生上手くなりたいと思い続ける永遠の憧れでもあります。



でも
「心が呼吸できる土地で
好きな事をやれることって
幸せ。」


これに尽きたんです、わたしの場合。



東京で様々な経験をさせて頂きました。
全然使えない私を使って頂いた現場、
知ったかしながら必死でついてったリハ、
毎回泣きそうだったレッスン。笑

その経験全てが勉強で今の私の参考書です。
"他の人"よりどうとか、そういう考えってつきものだけど
本当は関係なくて。


そして何より恵まれているのは、今自分のやりたい事ができる
場所と環境があること。
これこそ万人がもてるものではないかもしれません…。
感謝しかありません。



だからこそ、この場所に私が学んだことを私の方法で還元する。
その第一歩が今回のスタジオパフォーマンスでした。


一番東京で学んだ事ってそういったここにはないものの仕組みかも。
なぜそれが東京にはあって、地方には無いのか
それに気付くきっかけ。


先輩や師匠がやっていたスタジオパフォーマンスを見た時
「なんでこんな面白いものが長崎にはないのかーーー!!!!」
って思いました。人生で一番面白いと思った。


「これを絶対に長崎でやりたい。」
「やれる環境を創りたい。」
その目標がいつも頭の中にありました。


長崎はダンス自体はもう十分浸透してる。
レベルも高い人も増えてきているし、情報も。
でも舞台文化や表現文化としてのダンス文化は皆無!笑
かっこいいダンスはあっても、心がふるふるするダンスは………黙


私が一番すきなダンスの場ってジャンル関係なく
心が通う、温かくて、人間にしかできない
思想や気持ちを通過した創造物としての踊りの場だから
そういった場を長崎に創りたかった。


なんか文字にするとすんごくでっかい事言ってるみたいに思えるけど
わたしの回りはみんな当たり前にやってた
普通の事、、のはず。笑
Createって言ってしまえば簡単ね!笑



だから今の私でやれることをCreateしてみました。


最大限の想像と、工夫を、超至近距離で体感できるもの。


「#89_00」
1989〜2000年産まれのキャストでつくる初めてのスタパ。
内容もその世代が抱える問題を色んな角度で描いたもの。
時に大げさに、時に皮肉も交えて。

日常のあるあるネタをたくさん散りばめ、それを踊る。
お客様に対して投げかけているメッセージや
共感してもらえるようなテーマ。
でもそれは同時にキャストに対しても。。。

一番テーマにしたことは「対ひと」というテーマ
今一番希薄になってるものだと感じるからです。


何人に伝わって、どう変化してくかなんて分からない。



でも結果終わってとってもとっても嬉しいことがありました。

ある観に来た子から長めのお手紙をもらいました。
いつも何かあるとその子は自分の気持ちをしたためたお手紙をくれます。
今回も心の中を全開にして気持ちをぶつけてくれました。
喜び、興奮、疑問、不安すべて。
なんか、泣きそうだった。
ひとり通じた〜◎って。

「対ひと」っていうテーマが昇華した気がしました。

何はどうであれ、気持ちをぶつける事、表現する事の大事さを
日々感じます。
そしてそれを表現できるのもダンスだと思います。
だからこそやった今回のスタジオパフォーマンス。


人の想像により生み出されたものが、人の肉体を通して具体的に表現され、
人の心へ届き、行動へと変わる。
こんな可能性がダンスにはあるんだぞ〜って少しだけ
表せたかな。。。


やって本当によかった。



そして今回の公演にあたり、わたしの回りには心強い人がついてるなって
心から感謝です。
家族、彼、親友、後輩たち。
本当にありがとうございました!!!


でも全然いろんな面でまだまだだから、これから。



やったるぜ!!!!!!!



いや〜久々長々書いてしまいました。笑
最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m




第2回!まだ決まってませぬが、絶対やるので
是非お越し下さいませ☆





そして今回のスタジオパフォーマンスにあたりNHK様に取材を
して頂きました。
約2週間ほど、レッスンもリハも本番も。
沢山私の思いを受け止めて下さり感謝です。
2/4のNHKイブニング長崎「輝く人」のコーナーで放送されました。
再放送が2/18(水)11:45〜「ヒルミテ」であるそうです。
お時間ありましたら是非☆